【演じ屋】32話ネタバレ｜熊田が大介を支援する理由を知ったアイカは、復讐を思いとどまろうとしますが…。

♦熊田の変化

女の子が探し物を見つけた事にも気付かず、その場で探し続ける大介。

彼は最初の事故の時に視力のほとんどを失い、片耳の聴力も失っていたのです。

一心不乱に探し続ける大介を不思議に思った女の子は、見つかった宝物を彼の目の前にかざします。

そして満面の笑みで見つかった事を伝えたのです。

こうして大介の嬉しそうな笑顔を見た熊田の心境に変化が訪れます。

こんな優しい心を持った大介なら、きっかけさえあれば更生できるのではないかと考えたのです。

♦熊田の事実

熊田の話を聞き、俯いてしまったアイカ。

言葉を失ったアイカに、熊田はさらなる事実を語ります。

なんと、二度目の事故は大介が起こしたものではなかったのです。

当時大介は助手席に乗っており、事故を起こしたのは彼の幼馴染だと判明。

これ以上失うものがない大介は、ディーラーに就職したばかりの幼馴染を庇い、身代わりになっていたのです。

熊田は大介の浅はかさに呆れているようでした。

♦アイカの葛藤

熊田の店を後にしたアイカは、自然と戸村の行きつけのスナックへと向かっていました。

自分が変わらないと、というトモキの言葉や、人は生まれ変われるという熊田の言葉を思い出し、どうしたらいいか分からず混乱するアイカ。

二人に諭されて復讐を思いとどまろうと考えた彼女は、トモキにメッセージを送ろうと携帯を取り出しました。

するとその時、ちょうど店から戸村が出て来たのです。

店を出ながら、ママと今後の予定を話す戸村。

なんと彼はトモキの一件での過ちも忘れ、断酒の会に入会した新メンバーに目を付け陥れようとしていたのです。

笑いながら人を陥れようとする戸村を、冷たい眼差しで見つめるアイカ。

彼が何も変わっていないと確信した彼女は、再度復讐を決意するのでした。

♦アイカの決意

その夜、帰宅したアイカはテーブルにセイルへの誕生日プレゼントを準備。

すると背後から松田が声をかけて来たのです。

セイルに直接渡すよう促す松田に、もうここには戻らないかもしれないと伝えるアイカ。

彼女は戸村への復讐を果たしたら演じ屋を辞め、この家を後にしようと考えていたのです。

家族も辞めるのかと言う松田に、アイカは元々仕事で繋がっているだけの偽物だと言い放ちます。

しかし、セイルだけは彼女の事を本当の姉だと思い込んでいました。

これまでセイルと過ごした日々を思い出し、思い悩むアイカ。

それでももう自分なんていなくても大丈夫だと呟きます。

そして大きなスーツケースを手に家を出て行ってしまったのです。

その様子を二階から見守っていたトモキ。

松田からお前の出番だと言われたトモキは、力強く頷くのでした。

翌日、戸村は娘の7歳の誕生日を祝う為、ホテルのスイートルームを訪れていました。

アイカは彼を不幸のどん底に突き落とす為、従業員に扮しホテルに潜入していたのです。

シバコロ

『演じ屋』第32話はここまで！

ミケネコ

第32話では、幼い女の子に向けた大介の笑顔。
彼の笑顔には優しさが溢れていて、とても悪人には見えません。
熊田の想いを裏切らない為にも、彼には更生して幸せになって欲しいと思えました！

『演じ屋』第32話「迷いの先。選ぶ道は…」感想まとめ

♦人は変われる

熊田が復讐を思いとどまったのは、大介が本当は優しい心の持ち主だと気付いたからでした。

あの事故で視力も聴力も失ってしまった大介。

彼がきっかけさえあれば更生できると確信した熊田は、大介をサポートする事にしたのです。

大介は不幸な生い立ちから非行に走ってしまっただけで、彼も被害者と言えます。

さらに幼馴染を庇い身代わりになる辺りも、悪人にはなりきれない彼の人柄を表しているように思えました。

熊田の言うように、大介なら支援を受ければ更生できるような気がします。

♦アイカの復讐の行方は…

しかしこれは大介が悪人ではないからで、根っからの屑である戸村とは違います。

一瞬復讐を思いとどまろうとしたアイカですが、何も変わらない戸村を見た彼女はやはり復讐を決意。

演じ屋を辞めてまで復讐しようなんて、彼女の決意は固いように思えます。

たとえ偽物だとしても、演じ屋メンバーは固い絆で結ばれていたはずです。

自分の居場所を失ってまで復讐する事に、何か意味があるのでしょうか。

戸村には何らかの形で罪を償わせたいですが、彼の娘は何の罪もありません。

なんとか娘が傷付かない形で終わらせて欲しいと願うばかりです！