【セブン・エンド】10話ネタバレ｜全てを思い出した聡と涼子の行く末は…？

♦全てを思い出した聡

船に乗り、渚の地元である島を離れるタツヤ。

甲板から海を眺めていたタツヤにショーコから着信がありました。

何か分かったのかと尋ねる彼女に、謎が解けた事。

そして涼子と共にある場所へ来るように伝えます。

その場所へ着くと、既に聡の姿がありました。

聡に向かって預かっていた指輪を投げながら、「友枝良一」という彼の本名で呼びかけるタツヤ。

指輪を受け取った聡は穏やかな、そしてどこか諦めたような表情を浮かべていました。

タツヤが自分の失った過去を見つけてくれたと察したのです。

渚の両親から全て聞いた事を打ち明けるタツヤ。

彼女の延命を拒否したのは何故かと問いかけます。

聡は指輪を握りしめながら、真相を語り出しました。

♦都合のいい解釈

義父は渚の生命装置を外す事を最後まで拒否し続けていました。

頑張って生きようとしている彼女の命を奪ったのは聡です。

だから自分が殺したと言われても仕方ないと言います。

渚の命綱を外す前、失った彼女の左手を握り指輪をはめた聡。

それは自分も後から行くから待っていてという彼からのメッセージでした。

記憶を失っている間に何度も彼を襲った、「死にたい」という衝動。

それは早く自分の元へ来て欲しいと言う渚からの訴えだと言います。

聡の話を聞いていたタツヤは、そんなのは生者の都合のいい解釈だと一喝。

死者が考えていた事など、生者に理解できるはずがないのです。

渚が十分頑張ったと思うのも、あの世で待っていると思うのも、聡の願いであり都合のいい解釈だと言うタツヤ。

聡を真っ直ぐ見つめると、勝手に死者の言葉を代弁するなと言い放ちます。

♦聡の訴え

それならどうしたらいいのかと俯く聡。

愛する人の命を絶つ事がどれだけ苦しいか。

そして残された者の罪悪感がどれ程のものだったかと訴えます。

罪悪感に耐えられなくなった聡は、自ら死を選ぼうとしたのです。

聡の言葉を黙って聞いていたタツヤは、気持ちは分かると一言。

それでも今は「友枝良一」ではなく「覚田聡」だと諭します。

ちょうどその時、涼子とショーコの二人が到着。

涼子は到着するなり聡の頬を平手打ちします。

その目には大粒の涙が溢れていました。

あとは二人が解決すべき問題だからとこの場を去ろうとするタツヤたち。

しかし背後から聞こえてくるけたたましい騒音に、思わず止めに走ります。

聡に馬乗りになり、思い切り殴りつける涼子。

彼女は聡の過去を全てタツヤから聞いていたのです。

シバコロ

『セブン・エンド』第10話はここまで！

ミケネコ

第10話では、指輪を受け取った時の聡の表情が印象に残りました。
全てを思い出した故の悲しそうな微笑み。
辛い過去も全て受け止めて、涼子と共に新たな幸せを見つけて欲しいです！

『セブン・エンド』第10話「死者の言葉」感想まとめ

♦聡の辛い過去

タツヤが聡の過去を把握した頃、彼もまた記憶を取り戻していました。

一足先に自殺現場を訪れていた聡。

全てを思い出した彼は、どこか悲しそうに見えました。

聡の過去は、想像以上に壮絶なものでした！

愛する人の命を奪う苦悩、それは経験した人にしか分からないと思います。

渚の父は、彼女をまだ生かそうとしていました。

それでも目覚める希望もないのにずっと生かされ続けるのは、彼女にとっては苦痛だったかもしれません。

愛する渚をこれ以上苦しめない為にも、聡は生命装置を外す決断をしたのでしょうね…。

義父からは人殺しだと罵られ、聡がどれ程辛かったかと思うと心が痛いです。

♦新しい人生

罪の意識に耐えられなくなった聡は自殺未遂し、これがきっかけで涼子と出会う事になります。

タツヤの言うように、今の彼は友枝良一ではなく覚田悟です。

渚を忘れる事は出来なくても、今度は涼子の為に生きる資格があるのではないでしょうか。

涼子は激しい気性ですが、聡に暴力を振るうのも、きっと愛情の裏返し。

あの大粒の涙が全てを表しているように思います。

タツヤから聡の過去を聞いた涼子。

彼女はこれからも聡と共に生きて行くのでしょうか？

二人には辛い思いをした分、どうか幸せになって欲しいと思います！