【セブン・エンド】11話ネタバレ｜聡の全てを受け入れた涼子。二人の未来は…？

♦涼子の想い

大粒の涙を拭いながら、二人の話を全て聞いていた事を打ち明ける涼子。

聡の渚への気持ちも全て聞いたと言います。

そして二人の思い出を語り出しました。

初めて涼子の店を訪れた時、やや緊張した面持ちでガーベラの花束を持って現れた聡。

しかしその頃店には花瓶がなく、レシートを入れていた入れ物に目を付けた聡は、それを花瓶の代わりに使ったのです。

夏には可愛らしい向日葵の花束、そして秋になると綺麗なダリアの花束を贈った聡。

涼子は冬に持って来てくれたトルコキキョウも綺麗だったと微笑みます。

自分の店に飾る花は、聡が選んだものしかダメだと訴える涼子。

とめどなく溢れる涙を拭う事もなく、涼子は必死に気持ちを伝えようとします。

いつもと違う涼子に言葉を失う聡。

♦義父からの伝言

二人の様子を傍観していたタツヤが口を開きました。

渚の父からの伝言を伝えるタツヤ。

あの時、父を初め家族の誰もが、延命させても渚が苦しむだけだと理解していたと言います。

それでも延命させようとしたのは、渚を失いたくない自分の弱さだと呟く父。

彼は良一を憎む事で平常心を保っていたのです。

良一に対して「申し訳なかった」と言っていた義父。

彼一人に全てを決めさせた事を、渚の両親は今でも悔やんでいると言います。

両親の想いを代弁したタツヤは、もう一人で苦しまなくていいと諭しました。

♦渚からのメッセージ

それでも聡の想いは変わりません。

渚が自分を許してくれるはずがないと思っていたのです。

その時、ふと聡は手に不思議な感覚を感じます。

顔を上げると、聡の手を握りながら優しく微笑む渚の姿がありました。

明らかに様子のおかしい聡に戸惑う涼子。

涼子に気付いた渚は手を離すと、聡に向かってニコリと笑いかけながらブイサインを浮かべます。

そのまま消えていった渚。

それはまるで、彼女が「幸せになって」と伝えているようでした。

♦一歩前に

大粒の涙を流しながら、都合のいい幻に呆れる聡。

それでも、たとえ自分に都合のいい解釈だとしても、今の聡にはすがるしかありません。

涼子を強く抱きしめながら、情けない自分だけど、ずっと一緒にいて欲しいと伝える聡。

涼子は嬉しそうに微笑みながら、彼の思いを受け入れます。

二人の様子を眺めていたタツヤは、俺には無理だと一言。

もう一度新たな人生を生きるなんて、自分にはできないと思うのです。

その理由は、過去も未来も全て背負って生きる事が、どれ程苦しいか分かっているからでした。

♦二人のその後

一か月後、七尾探偵事務所宛てに涼子からの手紙が届きます。

そこには聡と共に渚の墓参りに行った事。

そして元気に暮らしているからたまには店に遊びにして欲しいと書いてありました。

絶対行くと意気込むショーコに、曖昧に返事を返すタツヤ。

その表情はどこか嬉しそうに見えます。

二人の店は今日も聡の選んだ綺麗な花で彩られていました。

シバコロ

『セブン・エンド』第11話はここまで！

ミケネコ

第11話では、渚の墓参りに訪れた二人を見た、両親の姿が印象的でした。
渚の父はあの時良一を責めてしまった事をずっと後悔していたはずです。
彼の幸せな姿を見た事で、義父もやっと苦しみから解放されたのではないでしょうか。

『セブン・エンド』第11話「花」感想まとめ

♦二人の未来

聡の過去や渚への想いを知っても、涼子の気持ちは変わりませんでした！

涼子には本当に聡の存在が大切だったのですね。

きっと記憶を無くした聡にとっても、涼子の存在が生きる支えだったはずです。

聡が花選びが上手なのは、渚の病室に飾る花を選んできたからでした。

二人の店には聡の選んだセンスのいい花がないとなんだか落ち着きません！

これから聡には新しい人生で幸せになって欲しいと思います。

♦渚の想い

聡の見た渚の幻は、都合のいい解釈だったのでしょうか？

あれは幻ではなく、渚が聡に想いを伝える為に現れたのかもしれません。

渚の表情を見る限り、聡を恨むどころか彼に感謝しているように見えました。

きっと無理矢理生かされている状況は、渚にとっても辛い事だったのではないかと思います。

聡の幸せを涼子に託した渚は、とても嬉しそうに見えました！

これで聡も少しは救われたかもしれませんね！

♦幸せな結末

あれから二人の関係にも変化があり、一緒に渚の墓参りにも行くように。

渚の両親も、新たな幸せを掴んだ聡の事を喜んでいるように見えました。

二人の幸せを知ったタツヤもなんだか嬉しそうでしたね！

皆が幸せな結末になり安心しました。

二人の今後も知りたいです！