【セブン・エンド】9話ネタバレ｜聡の正体が明らかに！彼と渚の関係とは…？

♦聡の正体

渚の実家を訪れたタツヤは、仏壇に飾られた彼女の写真に手を合わせます。

タツヤに向かって何が聞きたいのかと尋ねる渚の父。

タツヤは聡の写真を見せながら、この男の過去について教えて欲しいと伝えます。

聡の写真を見た渚の父は、しばらく考えると渚について語り出しました。

遅くに出来た子である彼女を、目の中に入れても痛くない程可愛がっていたと言う渚の父。

島外の大学に行く事には反対しましたが、頑固な彼女の意思は変わらなかったと言います。

そんな彼女が結婚したい相手として連れて来た男こそが聡だったのです。

聡の写真を眺めながら、「友枝良一」と彼の本名を呼ぶ渚の父。

渚は彼に殺されたと言い放つのでした。

♦新婚旅行

その頃、病室で一人うなだれていた聡。

どうすれば自分の犯した罪が許されるのかと頭を抱えます。

思い悩んだ彼は、渚との日々を思い出していました。

渚と共に新婚旅行に訪れた聡。

お金のない二人が旅行先に選んだのは渚の地元でした。

申し訳ないと謝る聡に、あなたの仕事が好きだと微笑む渚。

この仕事を通して彼と出会えた事を心底喜んでいるようです。

この頃、大学を卒業して森林調査をしていた聡。

そこに学生アルバイトとして来た渚と恋に落ち、彼女の卒業と共に籍を入れたのです。

今回の旅は里帰りも兼ねて彼女の地元を回る、ささやかな新婚旅行でした。

船の上から島を眺めながら、島にいた頃の事を思い出す渚。

島から出た事のない彼女にとって、本土は憧れの地だったと言います。

彼女の望みを叶えたいと思った聡は、渚の要望を聞く事に。

ご当地グルメをたくさん食べたいと言う彼女の為、早速行動に移すのでした。

♦二人の目標

地元を回っていた渚は、ジュエリーショップの前で足を止めます。

結婚指輪を羨望の眼差しで見つめる彼女に、思わず謝る聡。

彼の気持ちを察した渚は、今は生活が最優先だと訴えます。

それでもいつかは二人で指輪をしたいと微笑む渚。

彼女の夢を叶える為、聡は今日から指輪貯金をしようと提案。

喜んだ渚は、早速貯金を始めるのでした。

♦運命の日

貯金箱は少しずつ重くなっていき、やがて運命の日を迎えます。

目標資金に到達した二人は結婚指輪を購入。

今日はいよいよ指輪を受け取りに行く日です。

仕事帰りに二人で取りに行こうと、ブイサインをして見せる渚。

意気揚々と聡を送り出した渚ですが、彼が弁当を忘れている事に気付きます。

彼女は抜けている聡に呆れながらも、大雨の中職場まで届ける事に。

数時間後、大雨により山が崩落。

聡に弁当を届けに向かっていた渚は、運悪く土砂の下敷きになってしまったのです。

♦地獄の始まり

渚は土砂の中から救出され、一命は取り留めました。

しかし彼女は重傷を負い、医師からも二度と目覚めないと言われてしまったのです。

それからが地獄の日々の始まりでした。

渚の意識は戻る事なく、ただ季節だけが過ぎて行きます。

聡は毎日のように彼女の病室を訪れ、季節の花を飾っていました。

出来上がった指輪を渚がはめる事は一度もなく、彼女の治療費だけがどんどんと膨れ上がっていきます。

それから2年間、聡と渚の家族は必死に資金を集め、彼女を生かし続けました。

しかしついに渚の心臓は止まり、医師からも覚悟を決めるよう宣告されてしまいます。

夜更けの病院で、一人涙に暮れる渚の父。

訪れた聡に、渚もまだ頑張っている事を伝えます。

しかしこの時の聡は、これ以上渚を生かし続ける事は酷だと考えていました。

彼女の生命装置を外す決断をし、よく頑張ったと声を掛ける聡。

一人海を眺めながら、彼はあの時の事を思い出していたのです。

シバコロ

『セブン・エンド』第9話はここまで！

ミケネコ

第9話では、変わり果てた渚の姿と、病室を彩る花が印象的でした。
念願の結婚指輪を受け取り、幸せになれるはずだった二人。
あまりにも残酷な運命に絶句してしまいました。
聡が命を絶とうとしたのは、愛する渚の命を奪ってしまった罪悪感からでしょうか…。

『セブン・エンド』第9話「決断」感想まとめ

♦聡の過去

タツヤが知ったのは、あまりにも過酷な聡の過去でした。

記憶を失う前、最愛の妻を亡くしていた聡。

妻の渚は聡の忘れた弁当を届けに行く途中に崩落事故に巻き込まれ、2年間植物状態に陥ってしまいます。

♦全てを思い出した聡は…？

資金を工面しながらなんとか渚を生かし続けた家族たちでしたが、ついに決断の時に。

まだまだ渚を生かしたい彼女の両親と聡は対立してしまいます。

結局、渚をこれ以上苦しめない為にも彼女の命綱を外す事にした聡。

渚の両親が彼を人殺しだと考えるのは仕方ないのかもしれません。

それでも愛する人の苦しむ姿を見ていたら、楽にしてあげたいと思うのが本当の愛情ではないかと思います。

全てを思い出した聡。

彼は海を眺めながら何を思うのでしょうか。